発明家

先日、栃木県那須の非電化工房の見学会にうちの怪しい職員sと行ってきた。

しかし、非電化工房は決して怪しい所ではなく、こじゃれた森の中にあった。
そこを主催する藤村靖幸さんは一見怪しいおじさんに見えるけど、実はとっても素敵な人だった。

見学会の話をする前に、非電化工房についても話しておこう。
非電化工房とは非電化冷蔵庫や非電化除湿機など様々な電気を使わない生活用品を研究・開発している所だ。
最近ではテレビやラジオ、雑誌などでも取り上げられることが多くなってきたので知っている人もいるかも知れません。

話を見学会に戻すと、最初に藤村さんの話から始まり、その後敷地内・室内にある非電化冷蔵庫やストローベイルハウスなど
数々の非電化製品をぐるっと見てまわった。
その後、藤村さんから発明の秘話や裏話などいろんな話を聴かせてもらった。

 

この非電化工房は製品が面白いのもあるけれど、僕が一番興味を持ったのはは藤村さん本人の話や考え方だ。
「いいことしかやらない」「いい人しか買わない」「客をつなぐ仕事」「ぬくもりある人間関係」
「奪い合いではなく分かち合い」「そこにあるもので作る」「金をかけない」
「電気のある生活は否定しない必要以上に使わないようにしましょう」

など僕の心をくすぐる様な言葉を連発しその言葉全てにドラマがある!
話を聞いていてうれしくなってしまいました。

原発事故後、ずっと悩み考えていました。もちろん今も考えなやんでいます。
しかし藤村さんの話を聞いた事でこれからの人生をどう進むべきかが少し見えたような気がしました。